「コンヤ暮らし、大阪ぐらし。」 - トルコのコンヤで過ごした時間と、帰ってきた大阪ぐらし……。大阪でコンヤを想い、コンヤで大阪を懐かしんだ記憶を綴ります。

2023.03.02 Thursday

あの日から、ずうっと

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2021.01.17 Sunday

1月17日

毎年、迎えては過ぎてゆく1月17日

時計もカレンダーも1秒1日では存在しない

過去も未来も単独では存在しない

繋がり動いている

1日が終わるこの瞬間から次の瞬間へ片足を運びながら

明日が希望でありますように

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2020.05.21 Thursday

この間の出来事

季節も変わりました。

昨日はセーターを洗って、夏の服を出しました。

オスマンの麻のシャツにアイロンをしていると汗が吹き出しました。

3月24日を最後に店への出勤をやめました。

週に一度の買い出しに近所のスーパーへ外出するくらいです。

 

その間1度だけ4月29日、5週間ぶりに店を覗いて来ました。

なるべく歩こうと決め、海峡を船で渡った以外は全て歩きました。

スルタンアフメットのトラム沿いには観光客が立ち寄るレストラン、

お土産屋さんなど沢山並んでいます。

どのお店も閉まり、ひっそりとしていました。

訪れる人を失い、迎える人も消えたスルタンアフメットを見て

胸が痛みました。こんなイスタンブール見たことない。

 

お店の中は冷んやりしていて、心配していた植物たちも

皆変わりなく、同じようにありました。

キリムも店の商品もみんな同じようにそこにありました。

オリーブの木だけ少し葉を落としていました。

外の植木には柔らかい新芽が出ていました。

ご近所さんが時折水をやってくれていたようです。

その日は全ての草を外に出して、たっぷり日光浴と水浴びをさせました。

帰りは私も船の上で眩しすぎる太陽を浴びました。

家に着く頃にはもうヘトヘトでした。

 

娘は年齢的な外出規制もあり、ずっと家の中で過ごしていました。

ようやく5月の15日、散歩に出ることができました。

彼女は3月19日を最後に全く家を出ていなかったので、

57日ぶりの太陽の光でした。

すっかり日差しが眩しくて歩き出すと汗をかきました。

一緒に草や木、家、猫、人、眺めながら歩きました。

1時間もするともう疲れたと家に戻り

シャワーを浴びてぐっすり夜まで眠っていました。

太陽の下に出るだけでも地球と向かい合っているような

なんか緊張感のような、それでいて心地良さと言うか、

なんしか体力を使うもんだなと思いました。

 

この間、娘は誕生日を迎えました。

イチゴを沢山買ってきて大きなケーキを焼きました。

ケーキを食べきるのに三日かかりました。

ちょっとよそ行きの服に着替えて二人で誕生日会をしました。

ロウソクに火をつけて、音楽をかけて、ヘンテコな踊りもしました。

たくさん笑いました。

お父さんが帰ってきたら、もういっぺんしようと話しました。

 

展示会で日本に滞在していたオスマンはなかなか帰れませんでした。

飛行機が何度もキャンセルされ、飛行予定は延期するばかりでした。

去年の9月には日本への切符を手配していて、

その頃にトルコ航空が関空イスタンブールの直行便を再開すると発表していたので、

帰りは直行便で帰れるわと喜んでいたのが嘘のようです。

そんなわけでしたが、大韓航空が臨時便を出すということで

昨日の5月20日、成田から仁川経由でイスタンブールへ飛べることになりました。

ちょうど今、飛んでるところです。

 

本人は帰国前にお世話になった皆さんに届くようにと

インスタやフェイスブックでメッセージを書いていました。

皆さんのお気持ちがどれだけ彼を励まし、安心させ、支えて下さったことか…

ありがとうございます。

そして一生懸命感謝の気持ちを伝えたくて書いた彼の気持ちが、

痛いほど伝わってきました。

娘にお父さんのメッセージを見せると、

「かわいい、ひらがなばっかしや」と微笑みながら読んでいました。

おぼえていよう。

 

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2019.09.09 Monday

17歳の夏でした

長い夏休みが終わり、ようやくトルコの新学期が始まりました。

急に街中が騒がしくなった気がします。

トルコは2学期制、9月に新学期がスタート。

娘の高校生活もあと2年。

今朝は日本へのエアメイルを出しに久しぶりに郵便局へ行きました。

去年の夏、東北の旅でお世話になった方々や

娘の小学校時代の友達、保育所の先生。

そして私の高校時代の恩師へも。

ちょうど今の娘くらいの年の頃、その先生と出会いました。

ちょっと変わった人で、卒業してからも時々便りを出していました。

先生が結婚してからはお嫁さんとも仲良くしてもらい、

転勤先に遊びに行ったり、ご飯を食べさててもらったり。

高校を卒業する時に先生方が書き綴った「卒業生へ贈る言葉」という冊子の中で

その先生は「若者は旅に出なければならない…」

「なるべく計画を立てずに…」と綴ってありました。

高校時代からスペインに憧れていた私は、先生の言葉通り、

小さなリュックを背負って1年オープンの航空券を片手に

ひとり飛行機に乗りました。21歳の時でした。

初日のホテルの予約も取らずに…泣笑

結局旅は半年ほどで終わりましたが、その時経験した様々な感覚が

私の大事な礎となりました。

全く言葉の通じない何もわからない場所に、ひとりぼっちでいる感覚。

その頃はパソコンや携帯電話もありませんでしたから。

でもそれは辛いさびしいだけではなくて、心地の良い孤独感。

幸い危険な目には会わなかったけど、困るような事はもちろんあって、

それでも色んな場所で沢山の人々に親切にして貰いました。

一期一会の出会い、出来事。

 

市場で出会ったルベンは小学生くらいの男の子でした。

その後、宿に戻ると偶然にもそこで彼を見つけました。

母親と二人、宿の一室で暮らしているようでした。

幼い彼の人生には何かと事情があるような気がしました。

言葉では語り合えなかったけど、ホテルの廊下でボール遊びをしたり

似顔絵を描いたり、焼き栗を分けてもらったり…

私が早朝ホテルを発つ時にはわざわざ早起きして

記念にとスペインの本をプレゼントしてくれました。

中にはメッセージが書いてありました。

スペイン語を知らない私には読めませんでした。

でも、あたたかい言葉が並んでいると知っていました。

 

先生が贈ってくれた言葉に似合う歳ではとうになくなってしまったけど、

確かにその時代、前に一歩踏み出した私がいたんだなぁと愛おしく思います。

飛行機に乗り込んだ途端、心細くなって機内食がひと口も食べれなかった事も。

今年17歳になった娘がイスタンブールに越して来たのは11歳の時。

言葉が通じなくて、学校では友達との距離を感じて、孤独だったといいます。

その頃は近所のノラ猫たちに悩みを打ち明けてたと聞いたのは最近の話し…

沢山いる町猫に全て名前を付けて見分けていたけど、

皆んな彼女の大事な友達やってんなぁと今更ながら猫たちに感謝しています。

人にはそれぞれが抱える孤独があり、まわりの人間がそれを見つめる眼差しは

限りなく暖かいものでなければならないと、

今の日本を見ながら強く思うのでした。

 

 

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2019.07.19 Friday

希望への1票 7/21(日) に選挙があるよ

ずっと怒りでいっぱいだった。

どうしてこんな事がまかり通るのかと憤ることばかり。

政治も、メディアも、信用ならない、落ちるところまで落ちきった国。

国民の声を民意を平気で無視する政治。

自殺者の数、貧困層の数、奨学金の返済に苦しむ若者たち。

外国人技能実習生を食い物にし、追い詰める。

街ではヘイトスピーチがまかり通り、

嘘、ごまかし、弱い者いじめ、、

誰がどう見てもおかしい。

たくさんの人が同じように憤りを感じているはず。

 

7月21日(日) 参議院選挙投開票日

 

当事者でないとわからないこと、

当事者でないと気もつかないこと、

世の中には沢山ある。

「当事者の声に耳を傾ける」「当事者に寄り添う」

なんてセリフはよく聞くけれど、

それなら当事者に登場していただく方が、

はるかに手っ取り早くてストレート。

その道のプロフェッショナルなんだから。

もしくは当事者の1番近くにいてる人。

当事者の声を1番近くで1番たくさん聞いてきた人。

弱い立場の人間の、小さな声も拾い上げてくれる、

思いを代弁してくれる人。

そんな、気になる候補者(↓)が揃い面白くなってきた今回の選挙です。

愚痴やため息で世の中は変わらない。

国を救えるのは政治家じゃない。

私たちの1票。

雨降っても行こっ!

 

7月21日(日) 選挙に行こう。 投票しよう!

 

ふなご やすひこ氏(難病ALS当事者 れいわ新撰組 比例代表特定枠)

木村英子氏(重度障がい当事者 れいわ新撰組 比例代表特定枠)

大椿ゆうこ氏(社民党 比例代表)

山本太郎氏(れいわ新撰組 比例代表)

たつみコータロー氏(共産党 大阪選挙区)

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2019.03.11 Monday

岩泉 2018年夏

ついさっき、イスタンブールのお店に岩手県の岩泉からお便りが届きました。

去年の夏にお世話になった方からでした。

春を心待ちにされている文面と、同封された写真が微笑ましく…

娘と二人の東北旅行に突然組み込んだ岩泉行きでした。

なんだか、不思議で… おかしくて… 嬉しくて… 幸せで…

楽しい出会いをありがとうございました。

またいつか、きっと会いに行きます。

 

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2018.03.26 Monday

南相馬ひばりFM ふたりとひとり

トルコで聞いていた日本のラジオ

臨時災害放送局 南相馬ひばりFMが放送を終了した

日本とトルコの時差6時間

聞き逃してばかりだったけれど

柳美里さんの「ふたりとひとり」を楽しみにしていた

その前後の番組も流しっぱなしで聞いていた

健康体操や環境放射線モニタリング結果

市からのお知らせも聞きながら…

次はこちらから出かけていこう 福島へ

 

「ふたりとひとり」最後のリクエスト曲

REMEMBER YOU 忌野清志郎・甲本ヒロト

https://www.youtube.com/watch?v=egM3HYZG0yI

 

 

 

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