「コンヤ暮らし、大阪ぐらし。」 - トルコのコンヤで過ごした時間と、帰ってきた大阪ぐらし……。大阪でコンヤを想い、コンヤで大阪を懐かしんだ記憶を綴ります。
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2020.05.21 Thursday

この間の出来事

季節も変わりました。

昨日はセーターを洗って、夏の服を出しました。

オスマンの麻のシャツにアイロンをしていると汗が吹き出しました。

3月24日を最後に店への出勤をやめました。

週に一度の買い出しに近所のスーパーへ外出するくらいです。

 

その間1度だけ4月29日、5週間ぶりに店を覗いて来ました。

なるべく歩こうと決め、海峡を船で渡った以外は全て歩きました。

スルタンアフメットのトラム沿いには観光客が立ち寄るレストラン、

お土産屋さんなど沢山並んでいます。

どのお店も閉まり、ひっそりとしていました。

訪れる人を失い、迎える人も消えたスルタンアフメットを見て

胸が痛みました。こんなイスタンブール見たことない。

 

お店の中は冷んやりしていて、心配していた植物たちも

皆変わりなく、同じようにありました。

キリムも店の商品もみんな同じようにそこにありました。

オリーブの木だけ少し葉を落としていました。

外の植木には柔らかい新芽が出ていました。

ご近所さんが時折水をやってくれていたようです。

その日は全ての草を外に出して、たっぷり日光浴と水浴びをさせました。

帰りは私も船の上で眩しすぎる太陽を浴びました。

家に着く頃にはもうヘトヘトでした。

 

娘は年齢的な外出規制もあり、ずっと家の中で過ごしていました。

ようやく5月の15日、散歩に出ることができました。

彼女は3月19日を最後に全く家を出ていなかったので、

57日ぶりの太陽の光でした。

すっかり日差しが眩しくて歩き出すと汗をかきました。

一緒に草や木、家、猫、人、眺めながら歩きました。

1時間もするともう疲れたと家に戻り

シャワーを浴びてぐっすり夜まで眠っていました。

太陽の下に出るだけでも地球と向かい合っているような

なんか緊張感のような、それでいて心地良さと言うか、

なんしか体力を使うもんだなと思いました。

 

この間、娘は誕生日を迎えました。

イチゴを沢山買ってきて大きなケーキを焼きました。

ケーキを食べきるのに三日かかりました。

ちょっとよそ行きの服に着替えて二人で誕生日会をしました。

ロウソクに火をつけて、音楽をかけて、ヘンテコな踊りもしました。

たくさん笑いました。

お父さんが帰ってきたら、もういっぺんしようと話しました。

 

展示会で日本に滞在していたオスマンはなかなか帰れませんでした。

飛行機が何度もキャンセルされ、飛行予定は延期するばかりでした。

去年の9月には日本への切符を手配していて、

その頃にトルコ航空が関空イスタンブールの直行便を再開すると発表していたので、

帰りは直行便で帰れるわと喜んでいたのが嘘のようです。

そんなわけでしたが、大韓航空が臨時便を出すということで

昨日の5月20日、成田から仁川経由でイスタンブールへ飛べることになりました。

ちょうど今、飛んでるところです。

 

本人は帰国前にお世話になった皆さんに届くようにと

インスタやフェイスブックでメッセージを書いていました。

皆さんのお気持ちがどれだけ彼を励まし、安心させ、支えて下さったことか…

ありがとうございます。

そして一生懸命感謝の気持ちを伝えたくて書いた彼の気持ちが、

痛いほど伝わってきました。

娘にお父さんのメッセージを見せると、

「かわいい、ひらがなばっかしや」と微笑みながら読んでいました。

おぼえていよう。

 

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